【トラブル】ビルメンの仕事内容【対応】

ビルメンの仕事内容・トラブル編

今回はビルメン歴13年の僕がビルメンの仕事内容の一つ

トラブル対応(スポット対応)について紹介したいと思います。

ビルメンは現場が全てといいますが、

その要因はこのトラブルが多いか少ないかの差がかなり関係しています。

トラブルってどんなこと?

はい、トラブル対応とは

  • 日常業務などの決まっている業務とは別の仕事
  • 勤務している施設側でのトラブル

になります。

簡単に言えば施設側からの

これやって!

という要望に答えることです。

基本的には施設側から電話が来て内容によって対処するという流れです。

では具体的にどういったトラブルと対応方法があるか紹介していきたいと思います。

目次

電気関係

電気関係というと難しく感じる人も多いでしょうが

対応は簡単なものがほとんどです。

ほとんどは施設内の照明交換

事務所の電気が切れたから交換して!

というような要請に答えるわけですね。

誰でも簡単にできる内容ですが場所によっては高所だったり、

近くに人がいたりするので慎重にやらないといけない業務です。

コンセント、スイッチの交換

コンセントやスイッチの故障に関してもビルメンが交換、修繕している所が多いです。

作業自体は簡単なのですが、

  • 修繕には第2種電気工事士の資格が必要です。

現場によっては、これを無視して資格無しの人間が電気修繕を行っている現場もあります。

もちろんこれは違法行為に当たるので要注意です。

ブレーカートリップ

いわゆるブレーカーが落ちたということですね。

ブレーカーが落ちて電気が使えないよ!

こんな電話が来ることが多いです

これは単に電気を使用しすぎならブレーカーを入れておしまいです

ただ一つ注意して欲しいのが漏電によってのブレーカートリップです

この場合は場所を特定し修繕、使用禁止等の措置が必要になります

面倒なのでなるべく起きてほしくないトラブルの一つです

水のトラブル

水のトラブルもビルメンにはよくあるトラブルの一つです

あのCMで有名なクラ〇アンさんがやっているような仕事ですね

主に止水不良と排水不良に分けられます

止水不良

要するに水が止まらないことです

トイレの水が止まらない!

等の対応ですね

他にも蛇口からの漏水、止水不良にも対応します。

基本的にどちらもやる事は変わりません

どちらも大体は簡単な部品の交換や整備でなおります

それでも直らない古い蛇口なんかだと

新品を購入して取り付けたりもします

排水不良

比較的に止水不良よりこちらのトラブルが多いかもしれません

トイレが詰まった…

このようなトラブルですね

トイレが詰まった場合はラバーカップ(スッポン)

で大体は解決します。

それでもダメな場合はトイレ本体をはずして異物を除去しなければ行けません

ビルメンの仕事の中でも一二を争う来てほしくないトラブルの一つです。

他にも洗面台の排水が詰まった等のトラブルもきます

その場合は排水管をばらして清掃が基本ですが

僕のところはこちらにも洗面台用のラバーカップを使って対応しています

排水管をばらすよりずっとお手軽です

空調関係

次に空調関係ですね

こちらもビルメンではよくあるトラブルの一つです

これは冷房と暖房の際のトラブルで若干対応が違ってきます

冷房の場合

比較的に暖房よりもこちらの冷房の方がトラブルが多いです。

エアコンが全然冷えないよ!

なんてのはよく来るトラブルですね。

僕達ビルメンが簡単にできる最初の対応はフィルター清掃ですね。

フィルターが詰まっていることにより風量も落ちる為

そのせいで冷えないとゆうパターンもあります。

  • ただこれで解決する事はまれです。

なぜかと言うと大体は本体の故障による不良がほとんどだからです。

そうなるとほぼビルメンが直す手段がなくなる為、

素直に地元の電気屋さんに修理を頼みましょう。

古いなら施設側に交換を検討してもらうのもありです。

冷房を吸収式冷凍機などで一括管理している現場ではこちらの不具合も考えられます。

冷房は漏水トラブルも

冷房に限ったことですが、

エアコンから水が落ちてきた!

というトラブルもあります。

その場合は、

  • 結露
  • ドレン排水不良

が考えられます。

これは項目ごとに解説します。

結露

結露ですがこれは対処が難しい事が多いです。

できる対処としては、

  • 充分な風量かどうか
  • 窓や外気を取り入れての運転ではないか

風量不足ならまずフィルターの清掃をします。

またエアコンがかなり古いための風量不足なら、空調機屋さんへの修理、交換も検討した方がいいかもしれません。

もし利用者が窓を開けながら運転していたらそのせいです。

これは、外気を取り入れることによって湿気が増えるためです。

なので、できれば窓を閉めてもらいましょう。

ドレン排水不良

ドレンとは排水管のことです。

エアコンは冷房時、内部にある熱交換器と言われる金属が冷えて結露します。

結露の水は内部の受け皿に落ち、排水管を通して外部へ排出されます。

その為その排水管が詰まると行き場をなくなった結露くんは

受け皿の容量を超え室内に溢れでてきます

これは現場で起きると

  • かなりの水量が落ちてくる

ので焦る方も多いかと思います。

対処としては外部のドレン排水管から、バキューム(水も吸える掃除機)で詰まりの原因を吸ってやると大体解決します。

暖房の場合

暖房でのトラブルはほぼ冷房と一緒です。

主に

  • 風量不足
  • 本体の故障
  • 熱源機器本体の異常(一括管理の場合)

ですね

風量不足はとりあえずフィルター清掃をしてみます。

もしそれでも駄目なら本体の故障ですね。

古いなら交換を検討してもらうか、空調屋さんへ修理を依頼しましょう。

暖房が一括管理ならボイラー等の不具合も考えられます。

その他

はい、その他です。

もうこれはほんとになんでもですね。

例えば

  • ものを運び出すのを手伝ってほしい
  • ゴキブリ、アリ、蛇が出たのでどうにかして欲しい
  • 車椅子のパンクを直してほしい
  • 棚が壊れたので直してほしい
  • ツバメのヒナが巣から落ちているので戻してほしい

こういったありとあらゆる雑務が来ます。

こんなのビルメンの仕事じゃないよ!

と思う内容も多いですが、現場によってはこれも立派な仕事の一つになります。

おわりに

以上、ビルメンのトラブルの種類と対応でした。

今回取り上げたトラブルの内容はほんの一部です。

この他にも様々な依頼がきます。

こういうと一見難しそうですが基本的には対処は簡単な事が多いです。

というのもビルメンのトラブルのほとんどは日常生活の延長線です。

仕事のついでに日常生活の知恵が身につくと思うと意外と楽しいですよ。

今回の記事がビルメンに転職を考えている人や、ビルメン初心者の方の参考になれば幸いです。

では、最後までお読みいただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

短大を卒業後、地獄の引きこもりニート期間を経てなんとか社会復帰。独立系ビルメン歴13年のアラフォーが、ビルメンの知識を紹介します。読んでいただいた方はコメントくれると嬉しいです。アドバイス、批判問わず喜びます。

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