
ビルメンに転職したいけど、やりがいってある?
- ビルメンのやりがいってある?
- ビルメンに向いている人ってどんな人?
- ビルメンをやっているといいことってある?



ビルメン歴13年のビルメンくんが、こんな悩みにお答えします。
ビルメンのやりがい6選


ビルメンのやりがいは以下の6つです。
- 日常生活に役立つ
- 人に感謝される
- 勉強しがいがある
- 最低限のコミュ力がつく
- 責任感がつく
- 対応力がつく
やりがい①日常生活に役立つ
ビルメンの仕事内容は、日常生活に役立ちます。
ビルメンの仕事は、日常生活に直結していることが多いため、自らのプライベートにも役立ちます。
ではどんなことに役立つのか。いくつか例をあげます。
- 水道が止まらなくなったとき
- 電化製品のケーブルが断線して動かなくなったとき
- エアコンの調子が悪くなったとき
- 洗面台の排水が詰まってしまったとき
- 家の物が物理的に壊れてしまったとき
- DIYをするとき
- トイレが詰まってしまったとき etc
以上のようなときに、ビルメンの仕事内容が役立ちます。というか、これはビルメンが行う仕事内容とほぼ同一と言ってもいいでしょう。
ビルメンの広い知識は日常生活に役立ちます。
やりがい②人に感謝される
ビルメンをやっていると、利用者に感謝されます。
利用者とは、ビルに勤めている職員のこと。たとえば病院なら、看護師さんや事務員さんを指します。
ビルメンはその仕事柄、感謝されることが多いです。どんなことで感謝されるかというと、
- 照明が切れて交換したとき
- エアコンのフィルター清掃を行ったとき
- 現場にある設備機器を応急修繕したとき
など様々です。ビルメンは本当に様々な仕事を現場から振られます。
なかには、



それは本当にビルメンがする仕事なのか?
と思われるような仕事もあります。


無茶振りのような仕事も多くあるため、その分現場から感謝されることも多くあります。
やりがい③勉強しがいがある
ビルメンは勉強しがいがあります。
なぜなら、とにかくビルメンは仕事内容が幅広いため、勉強することが多いからです。
どんな勉強が必要か。
- 空調機器の概要
- ボイラーの概要
- 冷温水発生機の概要
- ポンプ関係の概要
- 水道関係の概要 etc
上記に上げたものはほんの一部。実際はもっと設備があるため、様々な知識が必要になります。
なので、勉強することが好きな人はビルメンにやりがいを感じるでしょう。



勉強することが多いとか大変そうだな…
と思われるかもしれませんが、正直、ビルメンをただやっていくだけなら勉強は必要ありません。
なぜなら、ビルメンは点検が主になるからです。たとえば設備が故障し、手におえない状況になると、業者に頼んでしまいます。
極端に言うと、全く勉強しないでもビルメンはやっていけます。
勉強をするのが好きな人は、ビルメンにやりがいを感じるでしょう。
やりがい④最低限のコミュ力がつく
ビルメンをやっていると最低限のコミュ力がつきます。
ビルメンの仕事を少し調べたことがある人なら、



ビルメンって機械が相手だから、コミュ力は必要なさそうだよね。
と思われるかもしれません。これは、ある程度正解です。
しかし、ビルメンは最低限、コミュ力を使わないといけない場面があります。
- 現場の利用者とのコミュニケーション
- 業者とのコミュニケーション
- 同僚とのコミュニケーション
大きく分けると以上の場面で、コミュニケーションが必要になります。
なので最低限のコミュ力は否が応でもつくようになります。
そもそもですが、ビルメンはサービス業。サービス業なのでやっていれば、最低限のコミュ力はついてきます。
やりがい⑤責任感がつく
ビルメンをやっていると、責任感がつくようになります。
これは現場の違いもあるかと思いますが、僕のような病院に勤めているビルメンは、下手をすれば患者さんの命に関わるような設備の点検を任されるようなこともあります。
命にかかわるような設備なので、ミスできない。どうしたって責任感は身についてきます。
こんなことを言うと。



人の命にかかわるような仕事とか、ちょっと怖いな…。
こう思われるかもしれません。なのでどんな仕事があるのか、少し例を上げてみます。
- 火事の際に必要な、消防機器の点検
- 停電の際に必要な、自家発電設備の点検
- 断水の際に必要な、水槽施設の点検
以上のような、点検が必要になります。いずれも関節的ではありますが、人の命に関わるような事柄になります。
なので、ビルメンには責任感が必要になります。
まぁそれでも、最低限の責任感はビルメンには必要です。ビルメンをやっていると、責任感が身につきます。
やりがい⑥対応力がつく
ビルメンをしていると、対応力が身につきます。
対応力とはなにか?コミュニケーション能力と思われるかもしれませんが、この場合の対応力とは少し違います。
ビルメンの対応力とは、応急的な対応力になります。



応急的な対応力ってなに?
応急的な対応力とは、設備機器が故障した時の応急対応する能力になります。
たとえば、換気扇から異音がしてうるさいとの連絡が来るとします。
こんな時はほとんどの場合、業者に頼んで修繕してもらうことになるのですが、業者はすぐには来てはくれません。
しばらく使用を中止してくれればそれで良いのですが、現場によっては業者が来る間だけでも、どうにかして欲しいとの無茶振りをされる場合があります。
そんなとき、少しの間でも換気扇から異音がしないように応急対応をしなくてはいけないのがビルメンの仕事になります。



とりあえず、応急的にグリスでも塗っておくか…。
こんな感じで、応急的な対応力が求められるのが、ビルメンになります。
とにかく、現場によっては無茶ぶりが多い。なのでビルメンをしていると、対応力が身につきます。
ビルメンに向いている人はどんな人?





ビルメンのやりがいはなんとなくわかった。
でもそもそも、どんな人がビルメンに向いているの?
こんな疑問に答えます。
- プライベートの時間が欲しい人
- マニュアル仕事が苦手な人
- お金より楽を求めている人
向いている人①プライベートの時間が欲しい人
プライベートの時間が欲しい人はビルメンに向いています。
なぜなら、ビルメンは基本的に残業がないからです。



残業代なんてどうでもいいから、早く帰りたい…。
このような考えを持っている人は、ビルメンに向いています。
向いている人②マニュアル仕事が苦手な人
マニュアル仕事が苦手な人は、ビルメンに向いています。
なぜなら、ビルメンはマニュアル通りにならない仕事があるからです。たとえば、現場の利用者さんからの無茶振りがそれにあたります。



燕のヒナが巣から落ちているんだけど、どうにかできないかな?
はい、冗談のように思われるかもしれませんが、僕の現場では実際このようなことを、利用者さんから言われることがあります。
このケースは正直簡単な部類。
ほかには、
- ゴキブリが出たので、どうにかして欲しい。
- ハチが入り込んできたので、どうにかして欲しい。
- 車いすが壊れたのでどうにかして欲しい。
- エアコンの風が自分にだけ、当たらないようにして欲しい。
- 照明が明るすぎるので、どうにかして欲しい。
このようなありとあらゆる雑務が、ビルメンに求められます。
無茶振りなので、マニュアルはありません。そもそも、マニュアルが作れない仕事を言われることがありますしね。
自分で考えることが、得意な人。マニュアル仕事が苦手な人は、ビルメンに向いています。
向いている人③お金より楽を求めている人
ビルメンに向いている人は、仕事に対してお金より楽を求めている人です。
ビルメンは給料が安い。どれくらいかというと。
ビルメンの給料は200万~300万。
うん、少ないですよね。ちなみに、国税庁が令和3年9月に発表した、民間給与実態調査によると、
令和2年の日本人の平均年収は、433万円。
はい、ビルメンの給料がいかに低いかがわかります。ビルメンは、平均年収よりかなり低いですね。
なので、お金を稼ぎたい人はそもそもビルメンという職種を選んではいけません。
しかし、ビルメンは給料が安い分、仕事がかなり楽。



お給料は少なくてもいいから、楽な仕事がしたい!
という人にとってビルメンは最適です。
まとめ


この記事では、ビルメンのやりがいと、ビルメンに向いている人の特徴を紹介しました。
ビルメンのやりがい
- やりがい1.日常生活に役立つ
- やりがい2.人に感謝される
- やりがい3.勉強しがいがある
- やりがい4.最低限のコミュ力がつく
- やりがい5.責任感がつく
- やりがい6.対応力がつく
どんな人がビルメンに向いているか
- 向いている人1.プライベートの時間が欲しい人
- 向いている人2.マニュアル仕事が苦手な人
- 向いている人3.お金より楽を求めている人
個人的には、ビルメンにはやりがいを求めないほうがいいと思います。



ビルメンはやりがいを求めるより、自分のプライベートを優先する人が向いています。
では、今回の記事が、ビルメンに転職を考えている人の参考になれば幸いです。
コメント